Tarot Deck Details
こちらの旧パッケージ版は現在、販売されていないか絶版の為、入手困難です。
現在はNEWデザインパッケージ版が販売されています。各販売ページで確認下さい。
Renaissance Tarot Deck(ルネサンスタロット)について
このタロットは1987年に最初にUSgames社より発行されたデッキです。
ルネサンスの学者であり、アーティストであるブライアン・ウィリアムズによって製作期間10年をかけて構想、作成されました。
ブライアンはルネサンスの芸術や歴史に精通しており、他にもいくつかの著書やタロットデッキの作成に携わった人物である。
Renaissance Tarot Deck(ルネサンスタロット)の特徴
ルネサンスタロットはその名の通り、ルネサンスをテーマにした豊かな色彩と豪華なタペストリーの施された独特のタロットデッキになっています。
伝統的なマルセイユ版のタロットと同じかと思うと、大アルカナの名称が一部変更になっており、それまでのタロットと異なります。(10.運命の輪→チャンス、20.審判→エンジェルに変更されている)
全体的にパステル調の柔らかい色彩で描かれています。当時の衣服や豪華なデザインが描かれゴールドのカラーが所々施されていて、華やかな印象。またルネサンス芸術を意識している為か、肌の露出や局部が描かれているのも特徴です。
このデッキは伝統的なヨーロッパの神々と神話、イタリアの都市と芸術や文化が各カードに描かれています。ルネサンスや芸術好きの方には眺めているだけでも楽しいデッキかもしれません。
お気にりのカード[XIX 太陽]のカード
ルネサンスのことはあまり知らないのですが、再生とかの意味だったことを学校で習った覚えがあります。
この太陽のカードは男性同士が密着したシーンが描かれていますが、やっぱり芸術というのは、「性」に対しても言及するというか表現をするものなのかなと感心したので、この一枚を選びました。
ちなみに月のカードでは女性同士が仲良くしているシーンが描かれています。
カトリックでは同性同士の関係は禁止されていますが、当時のルネサンス時代はどうだったのでしょうか?今のようにあまりオープンに出来る時代ではなかったと思います。
太陽の下で当たり前のように過ごす恋人たち。もしかしたら作者の願いも込められているのかもしれませんね。
Renaissance Tarot Deck(ルネサンスタロット)の使用感
カードは滑りの良いカードですが、コーティングは薄く、若干強度が心配です。通常の使用でもあまり強めのシャッフルは控えた方が良いかもしれません。
ルネサンスタロットは大アルカナの一部変更や、各シーンも独特の表現が多いので、解釈には専用の本を活用するなどが良いでしょう。小アルカナはマルセイユ版に近い数札の表現となっているので、マルセイユ版を使用している方であればスムーズに使用できると思います。
各カード名の表記はイタリア語と英語で表記されています。スートが各カードには描かれていますが名称や番号は表記はありません。
このデッキは各カードの意味を十分に熟知した上で使用ができるカードともいえるので、上級者向けのデッキになります。
類似品、海賊版について
海賊版については、現在未確認です。
総評
★★★☆☆
芸術好きオススメルネサンスの煌びやかな雰囲気と神話の神々が登場する素敵なデッキです。上級者向けのデッキではありますが、コレクションの一つとしてもオススメのデッキです。
こちらの旧パッケージ版は現在、販売されていないか絶版の為、入手困難です。
現在はNEWデザインパッケージ版が販売されています。各販売ページで確認下さい。
Tarot Deck Details
TAROT OF THE NEW VISION(ニュービジョンタロット)に似ているデッキ
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