THE WILD UNKNOWN TAROT （ワイルドアンノウンタロット）レビュー

シックでアートな自然と動物がテーマの独特の世界観を持つタロットカード

Tarot Deck Details

THE WILD UNKNOWN TAROT

（ワイルドアンノウンタロット）

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THE WILD UNKNOWN TAROT （ワイルドアンノウンタロット）について

キム・クランズ

このタロットカードはアメリカのアーティスト、キム・クランズによって2016年にHarperOne社より発行されました。

HarperOne社より発行される以前までは、彼女が個人で自身のファンに販売を続け、徐々に人気が高まり、SNSなどでも拡散され多くの支持を得ました。

現在ではマスマーケット版として、ガイドブック付きの豪華なエディションで販売され、大手の販売サイトでも取り扱いがあるほど認知度が高まったタロットカードとなりました。

THE WILD UNKNOWN TAROT （ワイルドアンノウンタロット）の特徴

ワイルドアンノウンタロットは自然と動物がテーマのタロットカードです。

全体的にはシックで黒と白を基調としているが、時折色鮮やかな水彩の虹色や色彩がカードに使用されています。書き込まれたデザインも見応えのあるものばかりなので、アート作品としても親しまれるのも納得のタロットカードです。

カードには動物や植物が描かれており、シンプルな表現なので、ある意味簡素でわかり易いインスピレーションを得られると思います。

付属のガイドブック（英語）を使用して意味を確認するのも良いですが、自分なりにカードの動物や自然の意味をイメージしたり探るのも、このカードの楽しみ方の一つかも知れません。

お気にりのカード［5 司祭］のカード

FAVORITE

［5 司祭］のカード

ワイルドアンノウンタロットでは様々な動物が描かれていますが、最初にこのカラスに目がとまりました。

かっこいいですよねカラス。オカルトでカラスは必須ですよね。

もし自分が大アルカナを各動物に当てはめるとしたら、カラスは隠者のカードのイメージ（独断と偏見ですが、、）でも、製作者のキムさんは司祭にするのか、、と興味が湧きました。

タロットで司祭といえば、学びの象徴であり、神々しいイメージです。そんな大事なポジションをカラスがやっていいのかい？（個人の感想です）もっと、他にいなかったの？

例えば、ウサギとかカメとか（個人の考えです）

考えても、なぜ？の答えは出ないので、付属のガイドブックを拝見。

なるほど。知識を渇望する扉を開けなさいと。カラスは頭の良い鳥ですし、知識に関連付けられているのか。扉を開けるというメッセージを読むには、さらにはカラスが持っている鍵が、このカードを紐解くまさに読んで字の如く、キーアイテムになっていたというわけですね。

隠者なんて言ってごめんなさい。知的でかっこいいです。司祭のカラス。

THE WILD UNKNOWN TAROT （ワイルドアンノウンタロット）の使用感

通常の良くあるタロットカードに使用されている質感のものと、少し違うのが特徴です。プラスチック感のある、光沢のない質感になっています。カードの滑りは良く、シャッフルをしてリーディングに使用しても問題ない耐久性のあるカードです。

バックプリントはひし形の模様がプリントされており、正位置、逆位置をとるのにも適しています。

カードのデザインはオリジナルの表現がほとんどで、その解釈にはそれなりの時間と労力が必要になります。カードの名称は見易く記載されています。スートはデザインされた絵の中には描かれており、デザインとしてわかり易いです。動物や自然の中にどのように各スートが描かれているかを見るのも楽しみ方の一つで、中にはユニークな描かれ方をしているものもあります。

このタロットカードは非常にデザイン性とテーマ性に溢れ、アーティスティックな独特のタロットカードです。コレクションアイテムとしても十分に良いものですが、リーディングにも十分使用できるよう配慮されて制作されたタロットデッキだといえます。